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アイルランド分断「北アイルランド問題」を説明

世界史

ヨーロッパ北西部に浮かぶアイルランド島。
地理的にはブリテン島のお隣に位置しています。

アイルランドは世界でも類を見ない程の複雑な政治問題を抱えます。
「北アイルランド問題」は現在もイギリス、アイルランドにおける最大の政治問題です。

イギリス、アイルランドでは同問題を厄介事(The Troubles)と表現します。
かつては、テロ行為も発生し、センシティブかつデンジャラスな問題。

アイルランドを紐解く

アイルランドの成り立ち

アイルランドは紀元前7500年から人類が移り住みました。
そこから独自の文化を形成して、大小それぞれの国が乱立していました。

アイルランド島へのイングランドの侵攻は12世紀頃。
イングランドの侵攻は進み、アイルランドはイングランドによる統治が始まります。

そこから長らくアイルランドはイングランドとの影響を受け続けます。

イングランド統治

イングランド(イギリス)によるアイルランドへの介入が始まると様々な混乱、衝突が発生。

イングランドが他国との戦争、内紛を始まる中でアイルランド側が支配権を獲得した年代もあります。
アイルランドの占領を巡り、両国は多くの犠牲を払った歴史を持ちます。

概ね、長い歴史の間ではイングランドがアイルランドを支配するという構造です。
17c~18cには経済的な支配に及び貿易の不均衡を及ぼしました。

飢饉が襲うとアメリカへ亡命をするアイルランド人も多くいました。
長らくアイルランド島では政治的対立から平穏とは縁遠くなりました。

北アイルランド問題

英愛条約

第一次世界大戦の混乱はアイルランド独立の機運を高めます。
戦後、アイルランドではイギリス支配からの独立を求めた独立戦争が起こります。

1919年から1921年の間、アイルランド独立運動はアイルランド民族主義者(ナショナリスト)が牽引します。
この戦争によりアイルランドはイギリスからの独立を勝ち取ります。

1921年英愛条約が結ばれ、アイルランド自由国が成立します。
英愛条約締結の際、北アイルランドと呼ばれるアイルランド島アルスター地方はイギリス領土に留まりました。

この分割が現在の北アイルランド問題へ継続しています。

北アイルランドの不安定

イギリス領土に留まった北アイルランドは宗教対立が起きます。
キリスト教プロテスタントがカトリックを支配します。

カトリック側は宗教的な弾圧に対して、抗議活動を繰り広げます。
対するプロテスタントは武力的な鎮圧に動きます。

宗教的な対立に北アイルランド独立派とユニオン派の対立もあります。
アイルランド独立戦争を戦ったナショナリストは北アイルランド内でテロ行為を犯すなど政情はとても不安定でした。

近年はイギリスのEU離脱を巡り、北アイルランド問題がネックになっています。
EU離脱で再び、国境付近でテロ行為が起こるのではないか?という不安も煽っています。

独立を果たし目覚ましい経済発展を遂げたアイルランド共和国に比べて、北アイルランドは未だに確かな平穏は訪れません。

複雑な北アイルランド代表

北アイルランドはスポーツシーンでも複雑です。
ラグビー代表は南北アイルランドの合同チーム。
サッカー代表は北アイルランドのみ。
オリンピックはイギリス。

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