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【中東情勢】「シリア」世界最悪の紛争地帯

中東情勢を学ぶ

0知識から中東情勢を勉強しています。
今回は「シリア」です。

シリアは中東、西アジアを構成する国です。

トルコ、イラク、ヨルダン、レバノン、イスラエルと国境を接します。
北西は地中海に面しています。

2011年より国内では激しい内戦が続いています。
アサド政権と反政府勢力による戦闘は世界上で最大級の危険地帯です。

治安は全土で危険度4レベル以上です。
退避勧告が継続的に発令されています。

政権勢力、反政権勢力、過激派組織が衝突し非常に危うい情勢です。

治安
全土でレベル4
→外務省の危険度マップ

シリアの基本データ

シリアの成り立ち

近代は他のアラブ諸国と同じくオスマン帝国の支配下でした。
世界大戦前後ではフランスの統治下やアラブ連合国となりました。

1961年に現国家に繋がるシリア・アラブ共和国が独立します。
1963年には一党独裁を続けるバアス党が誕生しています。

1970年には現バッシャール・アル=アサドの父親、ハーフィズ政権が誕生しています。
以来、アサド家による元首の継嗣が続いています。

シリアの諸データ

シリアの人口は約1,800万人強。

内戦勃発前は2,200万人を超えおり、内戦の犠牲者を物語ります。
難民、行方不明者等考えると正確な人口は不明です。

かつては重大な史蹟、遺跡があり美しいアラビアの国として観光客を集めました。
しかし、内戦の戦禍により街並みは荒廃し、瓦礫の山です。

 

シリアの経済

内戦前から中東の中では経済水準の低い国です。
石油資源が国内にはありますが、米主導の禁輸措置で資源産業は伸び悩んでいます。

国内失業率が高く経済の衰退による不満が内戦の背景でもあります。

 

シリアの宗教

シリアは90%のアラブ人、10%弱のクルド人、その他少数民族から構成されています。

宗教は国民の70%近くがイスラム教スンニ派を信仰しています。
20%はイスラム教シーア派諸派です。

アサド政権内ではイスラム教アラウィー派という少数宗派で構成されています。
アラヴィー派はシーア派寄りのためイランと密接な関係を保ちます。

 

シリアの政治

シリアの政治

シリアは1963年バアス党政権登場以来、一党独裁が敷かれています。
アサド家よりもバアス党の力が強いです。

内戦前、アサド政権による国民への妥協案もバアス党により潰されています。

現在は内戦下で政治機能は果たしていません。
アサド政権側と反政権諸派、クルド人勢力などが争いを進めています。

 

シリアの外交

中東では対イスラエル色が強いです。
内戦前はイスラエルからのゴラン高原返還を訴えていました。

サウジを筆頭に湾岸諸国のスンニ派とは関係が良くはありません。

イランとは反米、反イスラエルで繋がっています。
イランとの繋がりが中東でのシリア外交の命綱です。

反米であり、親露路線。

軍事

かねてから軍事大国として知られています。
軍事力はイスラエル向けに編成されたものです。

ロシアと親密でロシア連邦軍が駐留しています。

 

シリア内戦

地球最大規模の内戦地帯

シリアは2011年から内戦状態へ突入しています。
アラブの春起きたデモ運動がそのまま内戦へもつれ込みました。

アサド政権側につくイラン、ロシア。
反体制側につくサウジ、イスラエル、アメリカ。
クルド人勢力とそれに敵対するトルコ。

かつては勢力間で疲弊した土地をISILが占拠し泥沼化します。
一端、ISILの殲滅が優先され、ISILの弱体化には成功しました。

ただ、未だに勢力が乱立する危険地帯でありテロ行為、武力衝突は避けられません。

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