【中東情勢】「オマーン」アラビア半島で独自路線の国

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今回は「オマーン」です。

オマーンはアラビア半島の東端に位置します。
アラビア海とオマーン海に面します。

UAE、サウジアラビア、イエメンと面します。
重要である石油輸出ルート「ホルムズ海峡」は領海内です。

外交は独自路線でアラビア半島の中では異色です。

治安は全土で危険レベル1未満です。
→外務省の危険度マップ

治安
概ね良好

オマーンの基本データ

オマーンの成り立ち

紀元前2世紀頃、現オマーンの地にアラブ人が移動、定住します。

近代ではポルトガル、オスマン、イギリスの支配を受けました。
1970年に現国名「オマーン」へ改称しています。

翌年、1971年にイギリスから独立を果たしました。

オマーンの諸データ

人口は約280万人。
人口は増大傾向です。

オマーンの首都であり、最大都市が「マスカット」です。
湾岸都市であり、都市圏人口は80万人と国内では屈指の密集度を誇ります。

 

オマーンの経済

オマーン経済は原油産出が輸出の7割を超えます。
その他、天然ガスの産出に依存しており、典型的な中東国家の経済といえます。

その他産業では、インド、中東、東アフリカ、アラビアの要所として海運業が栄えています。
「ホルムズ海峡」も領海に有しており、外資系企業へ訴求しています。

原油の産出も限りがあり、国をあげて、次世代産業の核を探っています。

 

オマーンの宗教

オマーン国籍者のほとんどがムスリムです。
7割強がイスラムイバード派に属しており、残りはイスラムスンニ派です。

イバード派が多数を占める国家はオマーンのみです。

イバード派はイスラム教の中でもスンニ派やシーア派に先んじて派生した宗派です。
オマーンの他では東アフリカの一部地域へ限定的に広まっています。

中東では異なる宗教割合です。

 

オマーンの政治

オマーンの政治

オマーンの政治形態は絶対君主制です。
カーブース国王が全土を統治しています。

政権は民心掌握を掲げて運営されており、国王の支持率は高く推移しています。
レンティア国家に位置づけられています。

アラブの春では、民主化運動も起きますが国王が歩み寄る形で直ぐに収束します。

 

オマーンの外交

オマーンの外交は中東(アラビア半島内)でも独自路線を走ります。

湾岸協力会議のメンバーとしてアラビア半島諸国と協調しています。
しかし、アラビア半島の盟主であるサウジアラビアを全面的に指示しているわけではありません。

カタール断行の際には、アラビア半島で唯一カタールとの関係を維持しました。
また、イラン、イスラエルとも親交を深めており全方位的に中東の和平路線とも言えます。

軍事では親米路線を取っており、有事の際には米軍の駐留を許可しています

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