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世界最大の石油会社「サウジアラムコ」が史上最大のIPOへ

ビジネスを語る

中東サウジアラビアにてオイルマネーが動こうとしています。
サウジの国有石油会社サウジアラムコがIPOを迎えます。

過去、幾度も噂されてきた世界最大の石油会社のIPO。
IPOによる調達額も桁外れと予想され世界経済へインパクトを与えそうです。

今回は史上最大のIPOをまとめていきます。

サウジアラムコIPOの全貌

サウジアラムコIPOの概要

サウジアラムコは世界最大の石油会社です。
保有原油埋蔵量、原油生産量、原油輸出量が世界最大です。

かつてはスタンダードオイルなどの米石油資本が運営権を持っていました。
そこからサウジ政府に運営権が移り、サウジの国営企業として保有されています。

サウジ政府はサウジアラムコの企業価値を2兆ドルと算出しています。
実際の企業価値は原油価格の下落にて1兆6~8000億ドルといわれています。

時価総額、純利益ともに世界最大の企業に君臨する可能性があります。

2018年の純利益は12兆円。
アメリカ企業の上位三傑アップル、JPモルガン・チェース、アルファベットを足した額です。

サウジアラムコIPOの背景

なぜこのタイミングでサウジアラムコが上場するのか?
サウジは脱石油の経済改革を進めています。

ムハンマド皇太子が主導する「ビジョン2030」はサウジの在り方を大幅に変えようとしています。
これまでの石油依存から脱却、先進的な経済開発を推し進めています。

アラムコのIPOは脱石油の大きなメッセージです。
ムハンマド皇太子はIPOで調達した資金を次世代の国づくりへ投資するでしょう。

ムハンマドによるサウジ改革

サウジはイスラム圏でも非常に保守的な国です。
隣国UAEのドーハと比べると宗教戒律に厳格、人権問題も根強く残ります。

ムハンマド皇太子は「ビジョン2030」を通じて国内の社会改革にも躍起。
女性の社会進出、エンタメの規制緩和など近代的な施策を強権的に打ちます。

ムハンマドはカショギ暗殺をみても強権を振います。

ムハンマドは反対派を要職から排除しています。
「ビジョン2030」の成否はともかくサウジが大きな変化を迎えるのは間違いないでしょう。

世紀のIPO 個人投資家はどう動く?

まずは様子見段階

「史上最大のIPO」と謳えば個人投資家も色めき立ちます。
ただ、現時点でサウジアラムコで日本の個人投資家が利益を得るのは時期尚早でしょう。

今回のサウジアラムコの上場はサウジ国内の証券取引所に留まります。
当初は海外の証券取引所(東証など)へも上場予定でしたが9月の石油施設へのテロで海外IPOは見送られました。

まずはサウジ国内での上場に限定されるので様子見でよいのではないでしょうか?

ただ、サウジアラムコの上場が世界経済に与える影響は大きいでしょう。
初値が伸びれば、株式市場だけではなく世界経済へのサウジの存在感は色濃くなります。

シェール革命以降、OPECの存在感は薄れています。
今回の上場で石油市場の興隆度合いを把握できます。

世界経済への影響はある

サウジアラムコのIPOにおける公開株数や想定価格などはの詳細はまだ未定。
中東情勢は不安定なので情勢次第では今回のIPOも延期する可能性もあります。

実際にIPOが果たされればサウジアラムコが保有する1~2%が市場へ放出されます。
僅か数%でもアリババの記録した250億ドルの調達額を超えて史上最大の調達額を達成するでしょう。

少なからず世界経済へ影響はありそうです。
サウジと結びつきの強いソフトバンクグループや日本の石油関連会社は動向を注視しているでしょう。

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