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ライザップ資本提携で湘南ベルマーレがタイトルホルダーへ

ビジネスを語る

ライザップがJ1のサッカークラブの経営に乗り出しています。
資本提携を行ったのがJ1に所属する湘南ベルマーレ

ライザップのクラブ経営は既存企業のクラブ経営とは一味違います。
新たなロールモデルへの試みに要チェックです。

今回はライザップの企業概要と湘南への取り組みをまとめます。
ライザップ式で湘南ベルマーレは強くなるのでしょうか?

結果、ルヴァンカップを優勝してベルマーレ初のタイトルを獲得しました。

RIZAPグループの野望

ライザップの中核パーソナル・トレーニング

ライザップグループは『結果にコミットする』の謳い文句で知られています。
パーソナル・トレーニング事業で飛躍的に会員数を伸ばしてきました。

ライザップの料金体系は非常に高額です。
ノーマルの会員でも50万円位と膨大なコストです。

しかし、料金体系を度外視して、顧客満足度は抜群です。
ライザップでは質の高いトレーニングサービスと生活改善がウリです。

パーソナル・トレナーによるコミット力が事業の核です。

ビジネスモデルが脚光

ライザップのビジネスモデルは自己実現ビジネスとして知られています。
このビジネスモデルが脚光を浴びています。

パーソナル・トレーニングは見事にニーズを叶えています。
「変わりたい」、「成長したい」という強烈な欲望を刺激します。

『「人は変われる。」を証明する』

ライザップグループの理念は『「人は変われる。」を証明する』です。
急成長を支える理念は、同社を体現します。

理念の通り、事業は次々と成功を収め、売上は飛躍的に伸びています!
ライザップグループは6期連続の増収。過去最高売上更新と絶好調です。

同グループは、トレーニング事業で培ったノウハウを横展開しています。
食品・雑貨・アパレルなどの他分野へと事業を拡大しています。

多角化するライザップ

ライザップグループは、自己実現分野への事業領域を多角的に進めます。
ライザップのブランド力が他分野へのシナジーを生み出しています。

肉体改造した人は、ライザップが手がける食品分野へと手を伸ばします。
ウェアや自社ブランドの広告作成などシナジーへの貪欲さは徹底しています。

今では、英会話やゴルフトレーニングの分野へと領域を広げています。

様々な事業スキーム

同グループは自社サービスの提供に留まりません。
結果にコミットする』を合言葉に、赤字の企業を買収します。
そして、黒字化へ転化する事業スキームも持ち合わせています。

ライザップ急成長の裏には並々ならぬ戦略が見られます。

ライザップの野望

勢い絶好調のライザップグループですが、今度はスポーツ分野への参入です。
そこで持ち上がったのが、湘南ベルマーレへの資本算入です。

今まで個人レベルの肉体改造をメインに行っていたライザップ。
その事業で培ったノウハウをトップアスリートレベルに用いる試みです。

また、トップアスリートの情報を収集は大きな経営効果へ繋がります。
新たなライザップグループのシナジーを創り出すという野望が見えてきます。

湘南ベルマーレの経営に乗り出すワケ

ビッグデータの収集

ライザップが湘南ベルマーレの経営を支援する目的を推察します。
最大の要因は、「トップアスリートの情報収集」だと推察されます。

練習時の選手のコンディションやメンタル面の変化などの情報収集です。
そこから試合へどう反映されるかを知ることが狙いです。

そこで得た知見と今まで培ったノウハウを照らし合わせます。
そして、新たなスポーツ事業の創出を生み出すのが大枠の展開でしょう。

湘南ベルマーレファンの囲い込み

ライザップの湘南への経営支援は、既存のスポンサー提供の枠に留まりません。

湘南ベルマーレがRIZAP式で強くなった
と湘南ファンが感じれば、同社サービス利用の導線となります。

ライザップスポンサー提供の違い
ファンとサービスに対する導線が短いこと

湘南を強くしたRIZAP式には信頼がおけるぞ」という認知がライザップの狙いです。

湘南がタイトルホルダーになれば

湘南がタイトルホルダーになれば、Jリーグファン全体の囲い込みに繋がります。

「RIZAPがスポンサー提供してから湘南は強くなった」
という印象は、ライザップのブランド力の増長に繋がります。

こうしたスポンサー提供の枠組みは、「Vファーレン長崎のタカタ」にも通じます。

ライザップと湘南ベルマーレの親和性

湘南ベルマーレのチームスタイル

湘南は以前、平塚ベルマーレとして中田英や呂比須を擁してJリーグを席巻しました。
しかし、近年はエレベータークラブとして、J1とJ2を行き来しています。

低予算の市民クラブですが、根強いファンを誇ります。
湘南スタイル」と呼ばれる90分間足を止めないサッカーがスタイルです。

低予算クラブながら、厳しいJ1の生き残りを果たしています。

資金難・選手流出

湘南は、スポンサーが大きな母体ではありません
有望な選手はどんどんと他クラブへ流出します。
→留意する資金不足です

有望選手をビッグクラブへ売り、売買益でクラブ経営を安定させます。
欧州のサッカー市場では当たり前のクラブ経営です。

湘南は日本版の有望株売り出しクラブです。
とはいえ、このスタイルでは常に上位進出を狙うの難しいです。

今回のライザップの資金提供を受け入れた経緯は、湘南のクラブ経営を懸けた戦略です。

「人を育てるチーム」

湘南ベルマーレはJリーグでも屈指の「人を育てるチーム」と言われています。
サッカー激戦区(横浜・川崎・FC)の神奈川においても屈指です。

神奈川でのジュニアユース世代の有望株の囲い込みは非常に至難です。

湘南は「人を育てる」を合言葉にジュニアユースへの出費を惜しみません。
この「育成型クラブ」とライザップの企業理念はシンクロします。

ライザップと湘南ベルマーレの親和性はとても高いのですね。

win-winと親和性

資金の乏しい湘南とクラブ経営によるノウハウの欲しいライザップ。
win-winの関係において、今回の資金提供に至りました。

利害関係の一致だけでなく、理念の一致は大きいです。
『育成型クラブ』と『「人は変われる。」を証明する』という理念の親和性

ライザップは目の付け所が尋常ではありません。

ライザップの新しいグラブ経営

企業のクラブ経営を振り返る

プロスポーツチームは大スポンサーに囲まれクラブ経営をします。

従来のクラブ経営は、クラブ経営や運営は現場に一任というパターンです。

ただ、近年新たな企業参入がその様相を変えています。
楽天やソフトバンクやDeNAやジャパンネットの参入です。

クラブ経営は新しいスタイルへと変わろうとしています。

新しいクラブ経営
  • 楽天
    →資金潤沢に投資(直近はヴィッセル神戸にイニエスタ獲得)
    →現場も経営も積極的に介入する
  • ソフトバンク
    →資金潤沢に投資(儲けは全部球団に還元)
    →現場に口出しはしない、経営はアドバイスする
  • DeNA
    →経営合理主義(黒字化転換に成功)
    →現場には口出ししないが経営は積極介入
  • ジャパンネット
    →社長が全面的にセールス、経営積極介入
    →高田社長が伝説の売り込みで、シーズンパスを宣伝

ライザップの新しい試み

ライザップの湘南への資金提供は3年間で10億程度です。
楽天やソフトバンクに比べると資金面の規模は小さいです。

ライザップの新しいクラブ経営の試みは、ライザップ式の「スポーツ支援」です。

他分野で培ったノウハウをクラブ経営に直接的に持ち込ます。
これは新しいクラブ経営の誕生といえます。

ライザップ式の徹底した自己管理と自己実現がチームスポーツへ通用するのか?
とても楽しみな試みです。

湘南ベルマーレが「結果にコミットする」

RIZAPが湘南に資金提供をする際に2つの約束をしました。

J1、ルヴァンカップ、天皇杯いずれかのタイトルを2020年までに奪取する
→ルヴァンカップは2018年優勝

スタジアムの観客収容率を№1にする
→スタジアムの観客収容率は2016年段階で既に2位位置づけています

結論

自己実現分野の特化という魅力ある事業作り、ライザップ恐るべし
ライザップと湘南の親和性、そこに目を付けたライザップ恐るべし

その他のJリーグ参入企業とライザップの違いは明確です。

ライザップ式によって、湘南が今後強くなっていくのかとても興味深いところ。
→ルヴァンカップの決勝進出を果たしています。

一方でソフトバンクがJリーグのクラブ経営に乗り出すというニュースもあります。
今後Jリーグのクラブ経営からは目が離せません。

税リーグという汚名返上を目指してほしいものです。

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