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【中東情勢】「イラク」戦争から政情不安が続く国

0知識から中東情勢を勉強しています。
今回は「イラク」です。

イラクはサウジアラビア、クウェート、シリア、トルコ、イラン、ヨルダンと隣接する国です。
南端は一部ペルシャ湾に面します。

多くの国と国境を隣接し、治安は不安点です。
イラク共和国建国から常に革命、内乱、戦争が勃発しています。

未だにイラク北部ではISIL分子によるテロ行為などの危険があります。
南部では反汚職、公共サービスや高い失業率の改善等のデモが起きています。

治安
北部では退避勧告
南部では渡航中止勧告

イラクの基本データ

イラクの成り立ち

イラクの地はメソポタミア文明が栄えた土地です。
紀元前4000年前からシュメール人などの数多くの王朝、王国が築かれました。

近代に入るとオスマン帝国の統治下に入ります。
第一次世界大戦後はイギリスが支配します。

その後イギリスがハーシム王家を支援しスンニ派中心のイラク王国が建国されます。

イラク共和国

1958年にクーデターによりイラク共和国が建国されます。
1979年からサダムフセインが大統領に就任し、イラク戦争に至るまで長期的に独裁政権を築きました。

イラクの諸データ

中東ではやや低いGDPに留まっています。

原油の埋蔵は世界3番目に位置します。
イラクの原油はまだ未開発の余地が多くあります。

人口は約3200万人。

イラクの首都はバグダードです。
バグダードはイスタンブール、テヘランに次ぐ中東の大都市です。

イラクの経済、文化、工業の中心です。

 

イラクの宗教

イラク全土の人口内訳はアラブ人が約80%、クルド人が約16%です。
クルド人が領土の北部に多く居住しています。

宗教派閥はイスラム教徒99%です。

シーア派が過半数を超え60%を超えます。
シーア派が多数派を占めますが最高指導者(イマーム)を巡り、派閥が分裂しています。

スンニ派も30%代後半程おり著名な学者を数多く輩出しています。

 

イラクの政治

イラクの政治

イラクは現在連邦国家制を敷いています。
国家元首は大統領と2人の副大統領で構成されます。

3人のポジションにはスンニ派、シーア派、クルド人から1人ずつ選出されます。

一院制の国民議会があります。
選挙は2005年から始まり、現在4回実施されています。

 

イラクの軍事

イラク治安部隊が存在します。
現在はISILとの戦闘、シーア派過激組織との内地で戦闘を繰り返しています。

米軍指導がありISILは壊滅状態です。

クルド人は独自の戦闘集団を率いています。

 

イラクの外交

イラクの外交状態は中東でも特有です。
今まで隣国と度重なる戦闘を繰り広げ、中東でも孤立した地位です。

近年は同じシーア派である親イラン路線を取っています。

イラン路線だけでなく、アメリカ資本も入っています。
アメリカ的民主主義化によるアメリカ路線もありイランとアメリカの間に入っています。

イラン、アメリカ両者ともイラクを手放したくないので水面下で工作は続くでしょう。

イラクの特徴

イラク戦争

2003年3月米軍と有志連合軍によるイラク首都バグダードの空爆が始まります。
『イラクの自由作戦』と銘打って、イラク戦争が開戦します。

連合軍側は制空権を制します。
ハイテク兵器と小規模戦術により圧倒的なスピードでイラク領土を支配します。

4月にはフセイン像が倒され、5月にはブッシュ大統領の勝利宣言がされます。
正規軍の対決は三か月余りで終結しますが、その後の占領政策は泥沼化します。

 

イラク戦争の原因

イラク戦争の原因はイラクの大量破壊兵器所有疑惑に端を発しました。
イラク側が大量破壊兵器の存在有無の査察を断ったことを理由に開戦に至ります。

湾岸戦争にてイラクの停戦決議において大量破壊兵器の不保持が義務付けられていました。

アメリカは2001年に同時多発テロ事件を受けています。
アルカイダとサダム・フセインとの繋がりをも指摘されました。

当時のイラク政府はこの戦争をジハードと位置づけました。

 

イラク戦争の結果

イラク戦争の焦点はイラクによる大量破壊兵器の有無です。
結果は、イラクは大量破壊兵器の所有はありまんでした。

国際世論は戦争を強硬したアメリカ(英含)への疑念が強まります。
この結果はその後の占領政策に悪影響を及ぼします。

長らくイラクに恐怖政治を敷いていた独裁者サダム・フセインは「人道に対する罪」で死刑になりました。

 

占領政策とイラクの今

アメリカ軍は戦争終結後もイラクの占領政策に移ります。
中東イラクに親アメリカ政権を創るためにアメリカ式民主主義を創ります。

戦争終結後も、イラクには反アメリカ、イスラム原理主義などの過激派組織が残ります。
駐イラクの連合軍はテロ行為が続きました。

アメリカ軍がイラクから完全撤退したのは2011年でした。
アメリカ軍が去ってもイラク国内の治安は安定せずISILなどのテロ組織が台頭することになります。

イラク戦争によりもたらされたのは、愚劣な独裁者の死、多大な民間人の犠牲、現在に至る混乱だけでした。

 

まとめ

イラクは未だに治安が安定しない中東の国です。
シリア、イエメンと並び治安が安定していない国です。

イランとアメリカどちらになびいていくのか今後が気になります。

 

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