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オウム真理教は何を目指した組織だったのか?

2018年、オウム真理教事件の死刑囚13人全員が処刑されました。
一連のオウム真理教事件首謀者の刑執行を経ても、事件はまだ重たく圧し掛かります。

今回はオウム真理教が何を目指し、なぜテロ行為に及んだのかを勉強します。

オウム真理教の概要

現在のオウム真理教

オウム真理教は1989年、麻原彰晃(松本智津夫)により設立されました。
1988年から1995年に一連のテロ行為により宗教法人格を失いました。

現在はオウム真理教の後継団体を名乗る宗教団体や宗教サークルが存在します。
これらの後継団体は公安調査庁らによりマークされています。

公安側は「本質的な危険性を引き続き保持している」とオウム後継団体の危険性を示しています。
後継団体は麻原への帰依、オウムの教義を踏襲するなど未だに危険因子として認定されています。

 

教義と内実

通説では「オウム真理教=テロ組織」として認定されています。
宗教団体の皮を被った武装テロ組織であり、カルトの象徴として認知されています。

宗教を謳っているのでオウム真理教にも教義は存在します。
全ての宗教の起源は古代エジプトにあり、ありとあらゆる宗教を包含します。

「修行による苦悩からの解放、煩悩からの解脱、精神的超越による悟り」などを謳います。
活動目的は主神をシヴァ神として、創始者(麻原)の指導で全ての生き物を輪廻の苦しみから救済することです。

内実

教義を建前にオウムの内実は杜撰なカルト宗教です。

教義を盾として。非合法活動を繰り返します。
布施と洗脳を軸に信者を集め、組織を大きくしていきます。

ポア

オウム教を代表する教義として有名なのが「ポア」です。
ポアとは元来、「転移」を指すチベット語であり殺生の意味は持ちません。

ただ、オウム教がポアの語彙を悪用し、殺人の正当化に使われました。
「死により精神世界の転生を高位に導く」という捻じ曲がった思想に繋がりました。

 

カルト宗教

オウム教の初期の勧誘はオカルト雑誌に空中浮揚を掲載し、超能力の会得を目指していました。
超能力、神秘体験を全面に押し出し支持者を募りました。

一方で、信者が集うにつれ、多額の献金、暴力を辞さない活動へ傾倒します。

世間は教団の奇抜なパフォーマンスを好奇の眼差しを向けていました。
麻原氏がTV番組に出演するなどテロ組織として注視されていた訳ではありませんでした。

その後、オウム真理教の国家転覆計画と銘打ち様々なテロ行為を計画するテロ組織に成ります。

オウム真理教事件

日本犯罪史、最悪の凶悪事件

オウム真理教事件とはオウム真理教が起こした一連の事件の総称です。
日本犯罪史、最悪の凶悪事件として扱われています。

オウム真理教はアルカイダやISILに先行したテロ組織です。
軍事訓練、武器の密造、化学兵器の製造など宗教団体から逸脱した行為を取りました。

一連の事件で出した29名の死者数、6000名以上の負傷者を出しました。
教団内殺害も横行しており、その実数は定かではありません。

当初は教団と敵対する人物、脱退する人物を標的に殺害をしました。
教団の標的は徐々に無差別テロへと変化していきます。

 

地下鉄サリン事件

1995年オウム教により同時多発テロ事件が発生します。
地下鉄内(現東京メトロ)において、神経ガスのサリンが散布されました。

世界的大都市における平時の無差別殺人は世界的なニュースとして扱われます。
逃げ場のない地下鉄という密閉空間において、一団体が化学兵器を使用しました。

戦争状態でない国での化学兵器被害は全世界に衝撃を与えます。

日本はその後、宗教を隠れ蓑にするテロ組織への監視を強化。
テロ行為の危険性のある組織への水面下での防止策を強化しています。

地下鉄サリン事件以降、日本におけるテロ行為は確認されていません。
公安などの再発防止活動が徹底されています。

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