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政治体制の基礎を1から学ぶ

社会には支配と服従関係が一定に存在します。

支配と服従の均衡が取れると社会が円滑に回ります。
「1人は皆のために、皆は1人のために」という社会です。

人類は長い時間をかけて、支配と服従の均衡を探ってきました。
各々の国家が政治体制を築いてきました。

時に過度な独裁、愚衆政治など回り道をしながら政治体制は磨かれていきます。

今回は政治体制の枠組みを0から学んでいきます。

枠組み.1 君主制と共和政

王様がいるか

政治体制の最も大きな枠組みとしては「王様がいるかどうか?」です。

王様がいれば「君主制」、王様がいなければ「共和制」となります。

王様は「何でも言う通り」というイメージがつき、独裁的な匂いが漂います。
ですが、「王様=独裁」ではありません。

現に日本は王様(天皇)がいますが、天皇と政治は結びつきがありません。
まずはその国に王様がいるかどうかで政治体制の枠組みを決めます。

君主制

王様がいる国を君主国家と呼びます。

日本、タイ、サウジ、UAE、スウェーデン、イギリス、ノルウェーなどがあります。
日本は天皇、イギリスは女王、サウジは国王、UAEは首長。

君主国家は大きく分けて2種類あり、「立憲君主制」と「絶対君主制」です。
同じく君主制でもこの2つは大きく政治体制が相対します。

立憲君主制

立憲君主制は憲法が君主より強い力関係を持ちます。
君主の権力が憲法により制限されるため、憲法>君主という位置づけです。

君主は儀礼的な存在であり、三権分立を原則とした憲法により国家運営がされます。

代表的な国家は日本、タイ、オランダ、イギリス、オーストラリアなど。

絶対君主制

絶対君主制は君主が統治国家の全機能を掌握します。
君主に対しての制限がないため、君主は自由に政治を進めることが出来ます。

三権分立が形式上行われることもあるが独立して機能はしていません。

天然資源を豊富に擁する中東のレンティア国家に多いです。
代表的な国家はサウジアラビア、UAE、バチカン市国など。

共和制

王様がいない国を共和国と呼びます。

アメリカ、南米諸国、EU諸国(大部分)などがあります。
形式上は中国、北朝鮮などの独裁国家も共和国となります。

形式上の君主が存在する場合や民主制でない国家も含まれます。
大統領制から一党制など幅広い政体があります。

枠組み.2 主義の枠組み

全体主義

国家が何かしらのイデオロギーを理念に掲げます。
その理念を核に国にある全てのリソースを投下する政治体制です。

ナチスドイツ、イタリアのファシズム、スターリン政権下のソ連などがあたります。
現在の中国、北朝鮮も全体主義にあたります。

●全体主義の定義
→独裁者が統治する
→秘密警察が整備、機能する
→マスコミが独占的
→経済、武力を掌握する

民主主義

組織の構成員が最終決定権を持つ体制が民主主義です。
国家の支配者が人民であり、全体主義とは相対します。

民主主義は古代ギリシア時代から唱えられ、多くの発展を遂げてきました。
近代以降は民主主義と距離を置くイデオロギーと常に比較されてきました。

●民主主義と相対するイデオロギー
第一次世界大戦:君主制・貴族制の否定
第二次世界大戦:全体主義の否定
大戦以後~:権威主義の否定

直接民主主義

民主主義には多くの形式、概念が存在します。
最も代表的な政体が直接民主主義と間接民主主義です。

直接民主主義は構成員が直接、組織の意志決定に参加します。
最も正確に全ての意志を汲み取ることが出来ます。

ただ、一定の規模を超えると政治が停滞し混乱を生みます。
国家単位では、国民投票、タウンミーティングなど限定的な場面で用いられます。

イギリスのEU離脱、大阪府の都構想などは代表的です。

間接民主主義

現在多くの民主主義国家が採用する制度が間接民主主義です。
自らの意志決定を代表者に委ねることで、民主主義を確立しています。

議会制民主主義と呼ばれる政体です。
議会制民主主義には選挙の正当性、政治家の質などに左右されます。

権威主義

全体主義と民主主義の間に位置し、やや全体主義よりの体制が権威主義です。
独裁、専制により非民主主義の思想や運動や体制を示します。

現在のロシアや旧ソ連諸国が代表とされます。

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