【中東情勢】中東諸国の勢力図と各国を解説

中東情勢を学ぶ

中東情勢は世界で最も不安定でしょう。
今でも民族同士、国家同士の紛争が絶えません。

極東の果てである日本からでも中東諸国の歪な関係は垣間見えます。

欧米は中東の豊富な資源を狙い、謀略の陰を落とします。
欧米の策略、宗教的対立、外交政策の被害と中東は現在も混沌としています。

今回は中東諸国の特徴と対立構造に焦点をあて中東情勢を解説します。
中東への理解が東アジア情勢の理解への役に立つかもしれません。

中東の誕生

列強の植民地支配

「中東」という概念は1900年前後のイギリスで誕生します。
当時の欧州列強はアジア、アフリカ圏へ植民地支配を拡大しました。

イギリスの最も主要な植民地支配は「インド」でした。
イギリスから見てインドは東です。

インドを基準にイギリスは植民地支配戦略を考えています。

イギリスはインドを基準にアジア及びその周辺を住み分けしました。
中東はその住み分け区分の1つです。

現在の中東という概念も当時のイギリスを基に考えられています。

極東:インドより東の地域(日本も含まれる)
近東:バルカン半島付近(ヨーロッパの火薬庫)
中東:インドと近東の間の地域

危険度マップ

中東危険地図

上の地図は外務省が発表している中東の危険地図です。

外務省が発表する危険レベルは4段階です。
以下に中東が危険な地域ということが理解出来ます。

赤色は戦争、紛争、テロが起きている地域です。
レベル3もデモ、テロが起きている地域です。

白色は特別問題がない地域
黄色:レベル1
薄橙:レベル2
濃橙:レベル3(渡航中止)
赤色:レベル4(退避勧告)
※2019年4月時点

現在、中東で最も治安が深刻な地域はシリア。
シリアでは過酷な内戦状態が続き、全土が荒廃しています。

その他、歴史的に深い溝を生むパレスチナ問題など平和への課題は山積しています。

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中東諸国の特徴

中東の対立構造

中東諸国では複数要因が重なり多くの対立構造があります。

イスラム圏のスンニ派とシーア派の覇権争い
宗教に紐づいた過激派組織の乱立
アラブとユダヤ、トルコとクルドなどの民族対立

現在も世界の大規模内戦のほとんどが中東で勃発しています。
大戦以後、断続的に戦闘が続く、非常に不安定な地域です。

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伝統的な中東諸国

イギリスが第二次大戦中に定義した国です。

 

国別 概要
🇦🇪アラブ首長国連邦 特徴:7つの首長国からなる連邦国家
外交:新欧米路線、サウジと関係強化
宗教:イスラム教(80%がスンニ派)、比較的寛容
🇾🇪イエメン 特徴:大規模なイエメン内戦(代理戦争)が続く
外交:基本はサウジ(湾岸協力理事会)路線
宗教:スンニ派とシーア派に二分、争いがの火種
🇮🇱イスラエル 特徴:パレスチナ問題を抱える
外交:欧米路線(親アメリカ)、中東諸国と関係悪い
宗教:ユダヤ教75%、イスラム教15%
🇮🇶イラク 特徴:イラク戦争後も政情不安が続く
外交:イラン路線とアメリカ路線に揺れる
宗教:シーア派6割超で主導的
🇮🇷イラン 特徴:核開発と経済制裁で注目を浴びる
外交:親露路線、中東諸国とは仲が悪い
宗教:シーア派9割超(国教)
🇪🇬エジプト 特徴:中東とアフリカを背負う大国
外交:独自の外交戦略、中東諸国とは仲良し
宗教:スンニ派9割
🇴🇲オマーン 特徴:アラビア半島で独自路線
外交:サウジ、イラン、イスラエルと親交
宗教:唯一のイスラムイバード派国家
🇶🇦カタール 特徴:世界で最も裕福な国
外交:アラビア半島ではボッチ
宗教:イスラム教スンニ派が大半
🇰🇼クウェート 特徴:地味なレンティア国家
外交:サウジ、イランにパイプある
宗教:イスラム教スンニ派が大半
🇸🇦サウジアラビア 特徴:中東社会の盟主
外交:親米路線、イランとは犬猿の仲
宗教:イスラム教ワッハーブ派(スンニ派種)が国教
🇸🇾シリア 特徴:未曾有の内戦
外交:政権は親ロシア、イラン
宗教:政権はアラヴィー派、国民スンニ派多数
🇹🇷トルコ 特徴:中東であり欧州圏内でもある
外交:EU加盟狙う+露中にも関心
宗教:イスラムスンニ派多数も世俗主義
🇧🇭バーレーン 特徴:中東では最小面積、人口
外交:実質はサウジの保護国
宗教:中枢はスンニ、大衆はシーア派
🇵🇸パレスチナ 特徴:歴史の禍根が残る
外交:イスラエルと緊張関係
宗教:イスラム教スンニ派が多数
🇯🇴ヨルダン 特徴:多くの難民を受け入れる国
外交:中東では穏健国
宗教:イスラム教スンニ派(キリスト教も一部)
🇱🇧レバノン 特徴:最も文化的に多様な国
外交:シリアとイスラエルと緊張
宗教:キリスト、イスラム宗派が広く存在

結論

中東という概念は西洋列強によって創り出されます。
その後、列強の策略で今なお続く負の禍根を残します。

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