フィンテックに飲まれるメガバンクの厳しい現実

ビジネスを語る

日本の金融業界を永らく牽引してきたメガバンク。
巨大銀行であるメガバンクに、今かつてない険しい荒波が襲い掛かっています。

テクノロジーという時代の波が金融業の変革に名乗りを上げています。
金融を代表するメガバンクは転換点を迎え、存亡を懸けたITとの戦いが始まっています。

今回はメガバンクの置かれた状況、今後の存亡を学びます!

メガバンクの厳しい状況

迫るITの波

大手メガバンク3社(三菱・三井住友・みずほ)は現在、苦境にあります。
ITが金融分野で台頭し、従来の金融事業が大きく変化を遂げています。

メガバンク3社は3万人の人員削減を予定しています。
かつては、日本産業の花形であった銀行もいまや斜陽産業になりつつあります。

時代はITの波を迎合しています。
テクノロジーとファイナンスを掛け合わせたフィンテックは今後の長期トレンドです。

ITの力は人的リソースの代替となります。
従来の硬直した商習慣が著しく変わる機運が高まっています。

電子マネー、仮想通貨、EC、個人間決済、クラウドファンディング、投資マインドなどなど
従来の銀行業ではカバーしていない分野の台頭が目立ちます。

軟調のメガバンク

メガバンクの実情は、かなり厳しい局面です。

三菱・三井住友・みずほのメガバンク3社の業績は軟調。
実質業務の純利益(傘下の銀行の純利益)は軒並み減少傾向です。

無駄な人件費を垂れ流しており、銀行窓口は人的削減を急いでいます。

中でもMIZUHOグループは危機的状況に置かれています。
純利益の値が30%を超える減少率に陥いっています。
→体質の見直しが叫ばれる

人員削減による業務改善

AIや機械化の影響は銀行員の削減に繋がっています。
みずほグループでは、2026年度までに19,000人の人員削減が発表されています。

他銀行でも人的削減への動きは進んでいて、大手メガバンクを併せ3万人の人員削減が予想されています。

窓口業務は人との対面からバーチャルへ舵を切ることが予想されます。

行員と言えば、かつては安定安心の職種でした。
しかし、これからは斜陽産業の1つに挙げられる可能性もあります。

メガバンクの厳しい現実

銀行の統合

地銀の統合は以前より、加速度的に増加していきます。
今後も銀行業への厳しい風向きは変わらず、より活発な吸収合併が繰り返されるでしょう。

銀行数が多い日本において、銀行数の減少はプラス要素です。
銀行経営は競合率が緩和し、貸付利ざやの低さに繋がります。

貸付利ざやが低いと銀行経営は厳しくなります。
日銀のマイナス金利政策も、銀行の貸付利ざやの低水準を後押し。

メガバンクは傘下の地銀の統合を今後もより進めるでしょう。

メガバンクは競合率を低くし、貸付利ざやを増加させる思惑があります。
収益向上のため、地銀は吸収合併される運命です。

フィンテックの大波

金融界は今、空前のフィンテックブームです。
フィンテックとは「IT+金融=融合のサービス」です。

これまで、銀行が担ってきた役割をテクノロジーが代替するというのがざっくりとした説明です。

巨大権威であるメガバンクにもその波は着実に押し寄せます。
→既得権益の破壊をもたらす程の威力かもしれません

メガバンクの主機能

メガバンクの主たる機能
  • 審査・融資機能
  • 送金・決済機能
  • 資産運用機能

メガバンクの主たる機能はこの3つです。
ですが、この主機能が、フィンテックで代替されます。

以下、フィンテックやメガバンクに変わる機能の波を記します。

フィンテックの波
  • 審査・融資
    →ベンチャーキャピタル
    →クラウドファンディング
  • 送金・決済
    →仮想通貨やキャッシュレス化
    →各種サービスの電子マネー化
  • 資産運用
    →貯蓄から投資への流れ
    →ロボアドバイザー
    →マネーフォワードなどの次世代資産管理ツール

大手メガバンクの脅威

大手メガバンクが担ってきた従来の主たる金融機能。
金融機能の大部分にフィンテックの波が押し寄せています。

メガバンクがフィンテックの波に乗れなければ、一気に衰退します。
ITの力は既存の産業構造を破壊し、創造します。

現に、銀行の窓口業務はテクノロジーに代替されています。

小売業革命

ニトリやユニクロの小売業革命が、金融業でも起こりうると指摘しています。
大手百貨店が、駆逐された現実を見ていると現実味はあります。
→AmazonなどのIT勢力で完敗

小売業とは畑違いの金融業ですが、安パイではありません。
日本の産業を席巻した金融業も改革を迫られています。

メガバンクがどうフィンテックの波を乗りこなすか?
それとも波に飲み込まれてしまうのか?
見物ですね。

銀行の施策

メガバンク側もフィンテックに手をこまねているだけではありません。

店舗数の縮小、機械化など時代のニーズを取り入れています。
AIや機械化に迎合し、従来の硬直した体制にメスを入れています。

また、ATMの共同化など、メガバンク間での横の繋がりも強めています。

メガバンクが、従来のような「銀行=安心安全」に縛られると厳しいです。
いい意味で、「安心という看板」を捨てる程の覚悟試されます。

既存のユーザーに固執せず、ITとの融合を果たすべきです。
そして、以下に利便性のあるフレキシブルなサービスを用意する必要があります。

難敵が続々と現れる

フィンテックとの戦いは、IT企業に留まりません。
小売中心のネットバンクとの競合も避けられません。

方々で、メガバンクは局地戦を強いられる必要があります。

結論

メガバンクは正直、暗い未来だと思います。
勿論、メガバンクが倒産すれば、日本は大恐慌になります。

なので、そんな未曾有のことにはならないでしょう。
ただ、メガバンク一強という時代はもう既に過去のモノという印象です。

フィンテックの新興企業を青田買いする投資業で生き残りの道を進めていくのが本道でしょう。

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