【中東情勢】「レバノン」中東で最も文化的に多様な国

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今回は「レバノン」です。

レバノンは中東、西アジアを構成する国です。

北側と東側と広大な領土をシリアと隣接、南側はイスラエルと隣接
西側は死海と面する

治安は全土でレベル1以上の危険度です。
地中海側はレベル1~2。

シリア国境地域ではレベル3以上の渡航中止勧告。
アルサール地区ではISILのテロ行為も盛んでレベル4の退避勧告。

イスラエルとの国境地帯もレベル3以上の渡航中止勧告が出ています。

治安
治安は概ね悪い

レバノンの基本データ

レバノンの成り立ち

レバノンの地は古代フェニキア人が住み着いていました。
アッシリア帝国、ローマ帝国、オスマン帝国と推移していました。

オスマン帝国が滅びるとフランスの統治下に入ります。
第二次世界大戦中に独立し現在のレバノンが成立します。

1975年から17年間の内戦を経て、その後もシリアによる干渉とイスラエルの侵攻など国内情勢は不安を伴っています。
かつては中東のパリと称されましたが、荒廃してしまいました。

レバノンの諸データ

レバノン国名の正式名称は「レバノン共和国」です。

レバノンの人口は約610万人。
人口は急激なペースで増加しています。

隣接するシリアから多くの難民が流入しています。

首都、最大都市はベイルートです。

地中海に面する都市であり中東で最も文化的に多様な都市です。
キリスト教、イスラム教のあらゆる宗派が共存しています。

 

レバノンの経済

レバノンの経済は世界平均水準です。

第二次世界大戦以後、自由貿易を推進しました。
最大都市ベイルートが地中海に面して、地理的条件も良く、金融セクターへ変貌を遂げます。

しかし、1970年代行、相次ぐ動乱により失墜しました。
現在は石油油田の採掘が進められています。

 

レバノンの宗教

レバノンには現在多くのシリア難民が流入しています。
シリア難民だけで人口10%程が増加しています。

宗教は40%がキリスト教、55%がイスラム教。
キリスト教、イスラム教の多くの宗派が存在します。

イスラム教では、スンニ派、シーア派、アラウィー派、ドルーズ派など多くの諸派があります。

 

レバノンの政治

レバノンの政治

レバノンは共和制国家です。

国家元首は大統領です。
政治権力を分散させる体制であるトロイカ体制を取ります。

大統領:キリスト教マロン派
首相;イスラム教スンニ派
国会議長:イスラム教シーア派

 

レバノンの外交

レバノンは隣国のシリア、イスラエルと深く影響を受けています。

対イスラエルでは、イスラエル建国からパレスチナ難民が流入しました。
シーア派の民兵組織ヒズボラがイスラエル軍と揉め、関係は良くありません。

対シリアは、歴史的に長く関係を築いています。

レバノンは実質的な支配をシリアから受けていました。

近年はシリア離れが進みますが、シリア内戦の影響は免れることは出来ません。
観光客の減少、難民の増加、テロ組織の活発化など深く影を落としています。

 

レバノンの軍事

レバノンのには多くの武力組織が混在しています。
レバノン軍に加えて、民兵組織であるヒズボラが多大な力を持ちます。

レバノンはシリア内戦への干渉に消極的でした。
しかし、ヒズボラの積極介入によりレバノンもシリア内戦へ巻き添えを食いました。

レバノン南部には国連のレバノン駐留軍が存在しています。
また、イランはシーア派組織であるヒズボラを支援するために革命防衛隊を送って支援しています。

かつては、シリア軍、南レバノン軍、イスラエル軍に加えて多くの民兵組織が存在しました。
そのため、武器が流通し、民兵組織崩れが存在します。

 
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