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「香港民主化デモ」が長引く理由をわかりやすくまとめる

香港民主化デモ まとめ

香港で民主化を求めるデモが大規模化しています。
中国共産党が香港への影響力を強め、香港の自由が奪われようとしています。

香港での大規模民主化デモは2014年の雨傘運動以来、5年ぶり。
2019年3月から徐々にデモは肥大化します。

未だに収束の気配はなく、徐々に武力衝突の気配がしてきました。
中国共産党の強硬姿勢と香港デモ隊の反抗は続きます。

香港の実態

香港について

香港は中国南部にある特別行政区です。

特別行政区とは「一国二制度」と呼ばれます。
中国本土とは異なる行政機関、法律が適用される地区です。

香港が誕生する過程にはイギリスの植民地支配がありました。
アヘン戦争に勝利したイギリスは香港を植民地化します。

大戦後もイギリス統治が続きますが、1997年に「一国二制度」を条件に中国へ返還されました。
その後、中国共産党は徐々に香港を飲み込むように水面下で侵略します。

迫りくる共産党の影

中国は共産党の一党独裁とする社会主義です。
対して、香港は民主主義に分類されます。

中国共産党は香港の民主主義を潰し、中国に取り込もうと動いています。
香港の行政機関、議員は親中派で埋められます。

複数政党は認められていますが、行政長官と立法会議員の半数は直接選挙で決定しません。
そのため、親中派共産党勢力の息のかかった人物が香港の政治を進めることになります。

香港では徐々に中国共産党の影が迫り民主化の声は潰され始めています。

表現の自由にも共産党の手が伸び、検閲も厳しくなってきています。

香港に注がれる国際社会の目

中国共産党はこれまで民主化の運動を弾圧してきた過去を持ちます。
共産党体制への反乱因子は武力を使って鎮圧しています。

中国共産党は天安門事件、文化大革命をみても自国民へ粛清をする過去を持ちます。

香港においても中国共産党は強硬的にデモを鎮圧したい訳です。
しかし、人権への国際社会の目が一層厳しくなった昨今では香港において武力行使が出来ません。

公に武力行使をすれば、国際社会から非難が相次ぎます。
既に中国では国民の人権保障が十分ではないと指摘されています。

中国は国際世論の批判を受け流し、香港を手中に収めたいという思惑があります。
中国は隣接する深圳に武装警察を集結させ、武力をちらつかせています。

香港の行く末

香港に住む人は中国人という意識は薄いです。
彼らは自身を香港人という認識を持ちます。

特に若年層では、脱中国の声は高いです。
台湾にも同様の動きが見られます。

香港大規模民主化デモの要因

逃亡犯条例の改正案

現在、香港で続く大規模民主化デモの原因は「逃亡犯条例の改正案」提出を巡るものです。

逃亡犯条例の改正案とは「香港に逃げた犯罪者を外国へ引き渡すことを可能にする」法案です。
香港は諸外国と逃亡犯の引渡しを行っていますが、今回の改正案では中国に逃亡犯を引渡すことを明記するものでした。

仮に逃亡犯条例の改正案が通過すれば、香港における中国共産党の権威は増します。

中国共産党に不満を唱える者は中国本土へ身柄を引き渡されます。
一度、拘束されれば拷問、監禁と人権無視コースへ入ります。

中国では、反共体制を唱えて政治活動をすれば、国家転覆罪で逮捕されてしまいます。

理不尽な理由で逮捕&引渡し

香港大規模民主化デモを受けて、中国当局は「政治犯の受渡しはしない」と示しています。
しかし、これが方便なのは火を見るよりも明らか。

適当な理由をつけて、逃亡犯を作りだし、中国本土へ移送するのは容易に理解できます。
逃亡犯の引渡しを実現することは、一国二制度の崩壊はより加速します。

デモ隊の活発化

今回のデモは2019年3月から始まりました。
デモは徐々に規模を大きくし、6月には100万人を超える参加者を記録しました。

香港警察とデモ隊の衝突も発生し、負傷者・逮捕者も発生しています。
その後、香港返還後最大規模のデモ参加者200万人を記録したとデモ側の発表がありました。

7月&8月に入ってもデモは持続し、ゼネストも発生しています。
8月にはデモ隊が空港で抗議活動をし、滑走路が封鎖されるなどデモは大きくなっていきます。

香港では著名な民主化の活動家が起訴されるなど先行き不透明です。

サイバー戦争

今回の民主化デモではサイバー戦争の一面も上がっています。

ハイテク監視を実行する中国共産党は、監視カメラシステムでの個人特定。
フェイクニュースによるプロパガンダなどで香港世論を操作しようと試みます。

一方のデモ隊も匿名性の高いサービスで水面下で連絡を取り合い対抗しています。
今までにないデモの形としても注目されます。

「香港民主化デモ」が長引く理由

香港では民主化を求めるデモがしばしば発生します。
香港での民主化でもは中国共産党が香港に介入する度に発生します。

前回の巨大デモであった「雨傘運動(2014年)」と今回のデモは線で結ぶことが出来ます。

「民主化を求めるデモ、アンチ共産党」の点は一貫して、香港に根付いています。

一方で中国共産党は香港を我が物にするのを諦めません。
逃亡犯条例の改正案撤回には断固として、動きません。

社会主義と民主主義。
両者、相容れないイデオロギーを掲げており、交わることはありません。

今回のデモが「点」で終わったとしても、また大きなデモが「線」として生まれるのは時間の問題なわけです。

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