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「GDP」のイロハをわかりやすく解説

経済を学ぶ

ニュースでよく耳にする「GDP」という言葉。
経済の浮き沈みを示す指標ですが説明できる人は少ないです。

「GDP」を知ることは国の景気指標を知ることが出来ます。
今回はGDPの意味から名目GDPと実質GDPの違いまで解説します。

GDPの結論を端的に

●GDPとは?
国が1年間に儲けた額
GDPの指標が高いと国は経済的に潤う

●GDPを構成する支出
「民間の支出+政府の支出+貿易収支」

●民間支出
GDPの大半を示す支出
個人の支出+企業の支出
●政府支出
国が主導する公共事業の支出
景気判断を下せる
●貿易収支
国の輸入額から輸出額を引き算出

●名目GDPと実質GDP
名目GDP=実際の金額を表す
実質GDP=実際の金額ー物価変動の差異

●実質GDP
アメリカ:世界1位
中国:世界2位
日本:世界3位

あくまで、GDPは経済指標の1つです。
日本は国としてはかなり豊なことが理解できます。

国民1人辺りの豊かさはフランスやイギリスと同程度です。
日本はやはり経済大国であることには間違いないです。

GDPの概要

GDPって何の略?

GDPとはGross Domestic Productの頭文字です。

GDPの略
  • Gross
    →総体の、全体の
  • Domestic
    →国内の
  • Product
    →生産物

GDPは日本語で「国内総生産」
字面だけみると国内で生産された総量を意味します。

国内総生産とは

GDPとは「1つの国の1年間に生み出される財・サービスの総額」です。
ざっくり説明すると、「国が1年間に儲けた額」を示す指標。

定められた期間でどれだけ国が稼いだかを表します。
一般的にはGDPの指標が高い方が、国として経済が潤っています。

年単位(四半期)のGDP数値を追うと経済成長を見極めることができます。

為替相場、政策金利などにも影響を与える経済指標です。

GDPとは
国が1年間に儲けた額

GDPはどうやって算出するの?

GDPは民間・政府・貿易の稼ぎ

GDPは1つの国の1年間に生み出される財・サービスの総額です。
このGDPはどうやって算出されているのでしょうか?

GDPは民間の支出+政府の支出+貿易収支によって算出されます。
それでは、1つずつ算出内容を見ていきましょう

民間の支出(個人支出+企業支出)

GDPの割合で最も多く占めるのが「民間の支出」です。
各年によりますが、日本のGDPの5~7割を占める大きな構成要素です。

民間の支出は個人支出と企業支出の2つに大別されます。

「GDPは儲けなのでは?」と思われます。
支出があれば儲ける人がいるという考えで算出されています。

個人支出

日本のGDPの中で最も多い割合が個人の支出です。
個人の支出は、2015年にはGDPの55%を占めています。

個人の支出はGDPの基盤で、経済を示す直接的です。

個人の支出とは「日本国民全員が使ったお金の合計」です。
家や食料品や旅行など全ての消費を考えます。

企業支出

民間の支出のもう片方は企業の支出です。
企業支出は、企業が行った支出の総額です。

分かり易く言うと、企業の設備投資などが挙げられます。
基本的に、企業の設備投資が増加すれば、その企業は潤っているとされます。

政府の支出

政府支出は主に、国が主導する公共事業を指します。
そして、公共事業の支出の増減は、景気を映し出す指標の1つです。

公共事業を減らしている時は、民間の支出が伸びています。
つまり、景気がいい訳です。

一方で、公共事業が増えやす時は、景気が悪いです。
政府が民間に、仕事を発生させ、お金を回しているといえます。

政府の支出をコントロールすることで、景気を調整します。
限定的ですが、政府はある程度、景気をコントロールすることが出来ます。

貿易収支

貿易収支は、国の輸入額から、輸出額を引いたものです。
貿易収支が黒字であれば、経済成長の後押しを意味します。

トランプ大統領は、アメリカの貿易収支の黒字化を訴えています。
これは、貿易の黒字化でアメリカの経済成長を後押ししたい訳です。

GDPで見る日本経済

名目GDPと実質GDP

GDPには2種類あります。
「名目GDP」と「実質GDP」があります。

名目GDP=実際の金額

名目GDPは一定期間にどれだけ国が稼いだかを示します。

GDPの算出は一定期間で区切られます。
しかし、期間ごとに物価の変動が起きます。

名目GDPは物価の変動が考量されていません
名目GDPでは経済成長の正しい数値が反映されていない状態。

実質GDP=実際の金額-物価変動の差異

一方で、実質GDPは物価の変動を加味した数値です。
実質GDPは正しい経済成長の数値を示します。

経済成長の指標としては、主に実質GDPが扱われています。
日銀が物価上昇率2%の上昇などが関係します。

日本の実質GDPは世界3位

日本の実質GDPは、アメリカ・中国に次いで世界3位です。
これは国が稼ぐ力が3番手ということを意味します。

アメリカ

1位のアメリカは日本の4倍程のGDPを誇ります。

アメリカは長らく世界経済を牽引しています。
今後とも世界1位の座は続きます。

アメリカは貿易赤字国です。
経済のテコ入れは貿易だ」とトランプは指摘しています。

貿易是正すればアメリカの一強時代は更に盤石なものになるでしょう。

中国

2位の中国は2006年以降、GDPを急上昇させました。
政府主導の投資政策によって、GDPの底上げに成功しています。

人口の伸長率を考慮すると将来は、世界1位に躍り出ると予想されています。

しかし、近年は思うような伸長率を維持できていません。
2020年までにアメリカを追い抜くと予想された時期もありましたが、追い抜くことは出来ませんでした。

アメリカが本気で中国を潰しにかかると中国の経済発展は苦しいです。

中国のGDPの伸長率は、共産党政府が操作しているといわれます。
額面通りのGDPなのかは不明です。

日本

3位の日本は緩やかな実質GDPの増加を続けています。
しかし、今後の伸びには懸念があります。

人口減少、少子高齢化社会に突入し、GDPの伸び悩みが予想されます。

国民1人あたりのGDP

国民の裕福度を図るために

GDPが「国」の稼ぐ力を示します。
一方で、国民の裕福度を測るためにはGDPを国民数で割ります。

国民1人あたりのGDPを算出すると「国民」の裕福度が判別します。

上位にランクインする国は北欧や領土の狭い国です。
ルクセンブルク、スイス、ノルウェーなどが上位に位置します。

アメリカ8位、日本25位、中国74位

GDP上位の3カ国、米国・中国・日本は1人あたりに換算するとランキングを落とします。

アメリカは、3億人近い人口で1人当たりのGDPは8位。
国の経済力と国民の経済力が連動しています。
アメリカの経済力が強いことを示しています。

日本の国民裕福度は25位です。
イギリスやフランスなどEU主要国と同水準の裕福度。

国単位のGDPが世界2位の中国。
1人当たりのGDPは74位と大きくランキング落とします。

中国においては国民の裕福度はまだまだ途上国。
中国はこの数字を都合のいい時に持ち出し、自らを発展途上と名乗ります。

同じく経済発展著しいインドに至っては3ケタ代と苦しいランキングです。
国の経済発展と国民の経済発展は連動していない場合があります。

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