2019年夏 日本の政党ざっくり特徴まとめ

政党まとめ2019夏

2019年7月に参議院の任期満了に伴う参院選が行われます。
新元号初の国政選挙を前に各政党の特徴を振り返りましょう。

昨今は最大与党、自民党が衆参で議席を多数獲得しています。
令和に入っても野党風は弱く、自民党善戦が戦前の予想です。

今回は現在、国会に議席を確保して政党助成法の要件を満たす各党の特徴をまとめます。

自由民主党

最大与党

議席数:衆議院284名・参議院122名
党代表:安倍晋三
支持基盤:経団連・農協・医師会・JAMA

日本の最大与党です。
衆参で圧倒的な議席数を誇ります。

戦後、55年体制より最も長く日本の政権を担う政党です。
これまで、国内の安定成長、国外の安全保障を支えてきた政党です。

長らく、一強体制が続く中で既得権益が各所へ根付いています。
農業、工業、医学と様々なところにステークホルダーが存在します。

一概には保守派と分類されます。
政党が巨大なため、様々なスタンスを取る議員がおりカバー範囲が広いです。

安倍政権の最大の目標は「憲法9条の改憲」です。
日頃、国の防衛、災害救助などで活躍する自衛隊が憲法違反にさらされる異常事態の改正が目的です。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 改憲 強化 再稼働 10% 引き上げ 維持

所感

戦後、日本の既定路線である日米安保体制は盤石。
近年の政権ではアメリカ政府と最も良好で親密な関係を築いています。

中・北・露の脅威を考えると安倍政権の安全保障手腕は抜群です。
自衛権の強化、改憲を通して安全保障面の強化を図ります。

集団的自衛権、特定秘密保護法など安全保障面は年々力強さを増しています。
念願である憲法9条の改正へ着々と突き進んでいます。

懸念

ネックは経済問題でしょう。

人口動態から経済、社会保障はかなり厳しい局面へ展開しています。
今後の産業の衰退、社会保障の破綻に向かい、有効手はありません。

超高齢社会、子育て世代の充実、働き方改革、女性の社会進出、高齢者再雇用と目の前の社会問題は山積。
有効手がないまま、消費増税へ踏み切ろうとしています。

老後2,000万円問題も浮上して、現役世代への負担は増加し続けます。
経済問題で明確な打開策はなく、既存の社会保障を踏襲する方針です。

米中貿易戦争の外的要因と団塊世代の高齢化という内的要因への対策へ要注意です。
参院選は就職氷河期へのフォローを押しています。

公明党

連立与党

議席数:衆議院29名・参議院25名
党代表: 山口那津男
支持基盤:創価学会

1999年から民主党政権を挟んで、自民党と連立して与党を形成しています。

支持基盤は創価学会です。
宗教基盤が根元にあるため、選挙では常に一定の結果を出すことが出来ます。

連立与党ですが、自民党のイエスマンという訳でもありません。
「与党として蜜を吸いながらも、自らの主張は明確に」という姿勢を感じます。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 加憲 強化 再稼働 10% 引き上げ 維持

所感

公明党の支持基盤は宗教団体である創価学会です。

公明党と創価学会は繋がりを否定していますが、パチンコの換金所と同レベルの言い訳です。
よく言えば、日本の政治の懐の深さ、悪く言えば、緩慢さを示しています。

日本国憲法第二十条
信教の自由は、何人に対してもこれを保障する。いかなる宗教団体も、国から特権を受け、又は政治上の権力を行使してはならない。何人も、宗教上の行為、祝典、儀式又は行事に参加することを強制されない。国及びその機関は、宗教教育その他いかなる宗教的活動もしてはならない。

宗教分離の原則はおいとき、政党としての主張はしっかりしています。
基本的に自民党と同路線ですが、相違点も明確にあります。

憲法9条改正には党独自の姿勢。
2,000万円問題は自民党に近いスタンスです。

特に福祉、教育には力を入れている党です。

立憲民主党

野党第一党

議席数:衆議院55名・参議院24名
党代表:枝野幸男
支持基盤:日本労働組合総連合会

民進党と希望の党と合流時にその流れを断ち、誕生したのが立憲民主党です。
民主党→民進党の流れを組む議員が多くいます。

結党当時は独自政策、脱野党共闘を掲げて勢いを持ちました。
現在の議席数は野党第一党に位置しています。

自民党、安倍政権への不信感の受け皿になるのを目指しています。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 維持 縮小 廃炉 凍結 中立 中立

所感

常に在日外国人との政治の繋がりを指摘されています。

結党時の勢いは野党の中では頼もしいものを感じました。
ただ、現在は政権批判に終始して、まともに機能しません。

政策論争より政権批判、揚げ足取りに躍起で、日本共産党と区別がつきません。

野党の弱さが日本政治の明確な弱点です。
現状、立憲民主党が野党第一党の立場です。

これからはしっかりとした議論ベースでの奮起を期待したいと思います。
政策ベースで打倒できる力があるかといえば懸念はつきません。

国民民主党

民進党の保守派

議席数:衆議院39名・参議院24名
党代表:玉木雄一郎
支持基盤:日本労働組合総連合会

民進党と希望の党が合流し誕生したのが国民民主党です。
民進党に系譜を持ちますが政党として、実質選挙は経験していません。

野党の中ではリベラルと呼ばれる立憲民主党よりは保守層です。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 中立 中立 減炉 中立 中立 中立

所感

希望の党と民進党が合流し誕生しました。
民進党の中でも保守寄りの議員が国民民主党へ流れました。

政策に関してはとても宙ぶらりんという印象です。
「野党として文句は言いたい。しかし、方向性は与党に近い」結果、中途半端なイメージ。

基本政策なども抽象的で主張が見えてきませんでした。

日本共産党

議席数:衆議院12名・参議院14名
党代表:志位和夫
支持基盤:全国労働組合総連合

結党の歴史は古く1922年にまで遡ります。
戦後、合法政党として、「社会主義・共産主義の実現を目標」として活動しています。

原則、自民政権の全ての政策に反対を掲げます。
2010年代に入りは野党が軒並み勢力を低下させる中、じんわりと勢力を増しました。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 護憲 縮小 廃炉 なし

所感

公安調査庁の破防法に基づく監視対象団体として指定。
公安警察にも動向をマークされています。

日本は資本主義先進国の中では最大の共産主義勢力を持つ国です。
公明党と同じく、よく言えば、日本の政治の懐の深さ、悪く言えば、緩慢さを示しています。

安全保障、経済政策とも現実的な政策は見当たりません。
アンチ安倍、アンチ自民、アンチ資本主義、アンチ米国なので主張はとても分かり易いです。

近年はだいぶマイルド路線には転じています。

日本維新の会

議席数:衆議院11名・参議院12名
党代表:松井一郎
支持基盤:大阪維新の会

大阪府の地域政党「大阪維新の会」を母体とした政党です。
政党内派閥の対立など紆余曲折を経て、現在の日本維新の会が誕生しました。

野党の中では現実路線で、無理くりな政権批判はしません。
政策ベースでの議論に定評があります。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 前向き 強化 中立 10% 改革 改革

所感

直近の地方統一選挙では地場の大阪維新の会が快勝を収めました。
松井代表、吉村大阪市長を基に地場基盤の強さを取り戻しつつあります。

一方で国政の影響力は弱っています。
一時の維新ブームに乗じて議席を確保した議員が問題を起こすイメージがあります。

社会民主党

議席数:衆議院2名・参議院2名
党代表:又市征治
支持基盤:全国労働組合連絡協議会

誕生は1945年です。
社会民主主義を目標とする政党です。

社会民主主義とは「経済を平等に、個人の権利は自由に」というものです。
基本的に共産党と同じく、アンチ安倍を貫いています。

項目 憲法改正 自衛隊 原発 消費税増 社会保障 年金
スタンス 護憲 解散 廃炉 なし

所感

政治において平等と自由は水と油です。
社民党が現実的に社会民主主義が支持されているかは議席数が明らかにしています。

安全保障面も著しく懸念が残るという印象です。

補足情報
※各政策へのスタンスは個人的な判断
→各自HPで党綱領を確認しましょう
※所感はあくまで個人的な感想なので
※議員数は2019/6/5基準

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