「ステークホルダー全て悪」よしもと芸人闇営業の問題点を整理

ワイドショーを連日騒がしている人気芸人の闇営業問題。
人気芸人が多数絡んでいる問題だけあり、行方は気になります。

大手事務所所属の芸人が反社会勢力から資金を提供されていたというのが今回の問題です。

現役でTVで活躍する人気芸人、かつて名を馳せた芸人、一般知名度の低い芸人と様々な層の芸人が反社会勢力の闇営業に参加していました。

現段階で一連の報道により、反社会勢力の営業に出向いた芸人はよしもと所属を中心に10名を超えます。

私見は「芸人、事務所、反社会勢力、週刊誌、ステークホルダー全て悪」です。
今回は問題点の整理を登場人物、全部悪という視点からまとめます。

反社会的勢力に対する闇営業問題

問題の争点

加熱を帯びる一連の闇営業問題は収束の気配がありません。

今回の事件で闇営業を行った芸人には3つの問われるべき争点があります。

1つ目は闇営業の営業相手が反社会勢力(詐欺グループ・暴力団)を対象としていたものです。
反社会勢力から違法な金を授受しているという事実があります。

2つ目はは大手お笑い事務所に所属するお笑い芸人が事務所を通さずに営業活動を行っていたことです。
事務所を通さず行う営業を業界では「闇営業(直接営業)」というようです。

3つ目は営業で獲得した資金の脱税行為です。
そもそも闇営業のため、税務申告していないのが濃厚です。

問題の複雑化

芸人視点からでも3つの争点があります。
ここに加えて、所属事務所の責任、週刊誌の立場などが絡み複雑な議論になっています。

この問題は多方向に問題が展開しているため、取っ散らかってしまっています。
メディアやコメンテーターも自分の都合のいいように報道するのでより混乱します。

結局はこの問題は「ステークホルダー全て悪」というのが根幹です。
そこから考えると色々な争点が整理出来ます。

それでは、「ステークホルダー全て悪」を整理していきましょう。

ステークホルダー.1 お笑い芸人

争点.1 反社会勢力との繋がり+資金提供

芸人を対象とした争点の1つ目は「反社会勢力との繋がり」です。
更には反社会勢力から資金提供を受けていたという事実があります。

著名人が反社会勢力から資金提供を受けるというのが問題の根幹です。
結果的に芸人は詐欺で騙し取った金、暴力的活動を背景に得た金に手を染めていたわけです。

認知は問題ではない

報道では芸人が「反社会勢力の集いと知っていたか?」というのが問題視されています。
これは愚問であり、議論の価値はありません。

無論、芸人が反社会勢力と知って、闇営業を行っていれば罪深いです。
ただ、事前に反社会勢力と認知しているかは検証の余地がありません。

問題は認知ではなく、事実です。
結果的に反社会勢力から資金を受け取ったという事実は残ります。

その事実で重大な問題だということです。

人気商売のリスク

芸能人という人気商売において、その知名度を悪用する輩はいつの世でもいます。
芸能人はその勢力からの保護を受ける意味でも事務所に所属しています。

闇営業(直接営業)はその保護下から抜けるわけです。
つまり、芸能人が独自に営業相手との適切な距離感を取らないといけません。

闇営業を行うならば、反社会勢力の食指が伸びてきても自ら避ける回避能力が必要という訳です。

ババ抜き

闇営業相手の中には普通の組織を装った反社会勢力も存在します。
闇営業を行う芸人は知らずに反社会勢力というババを引く可能性もあるわけです。

ババを引いたら最後、反社会勢力との繋がりを指摘されます。
闇営業には反社会勢力というババのリスクがあることを考慮しなければいけません。

争点.2 闇営業(直接営業)は罪ではない

闇営業は「闇」という言葉に引っ張られがちですが、罪ではありません。
普通の企業、団体に芸人が直接営業するのは世間的には問題がありません。

闇営業(直接営業)は企業(事務所)と個人事業主(芸能人)との契約間での問題です。
事務所は契約違反があれば、契約解除すれば話は済みます。
→どのような契約があるのか不明(そもそも契約がない?)

根本的に闇営業を行うことは問題ではなく議論する必要はありません。
無論、スポンサーとの損害賠償請求などの責任は負います。

闇営業相手が反社会勢力であれば争点1に戻るだけです。

争点.3 脱税行為

TVではあまり議論されませんが、「脱税行為」も争点に入れて欲しいです。
芸人は多くが個人事業主のため、自らが確定申告しているでしょう。

闇営業で取得した金額は計上されていないのが容易に推察できます。

ましてや、反社会勢力から受け取ったお金など申告出来ませんよね。
反社会勢力との結びつきは自ずと脱税行為に繋がっているはずです。

なぜか、あまり指摘されないのが不思議です。
反社会勢力から金銭を受けっとたと認めるなら、お金の流れについても芸人は言及する必要がある気がします。

「反社会勢力+資金提供+脱税(疑惑)」スリーアウトでチェンジです。

ステークホルダー.2 所属事務所

責任追求されるべき

今回の問題では吉本興業所属のお笑い芸人が多数関係していました。
吉本興業は以前にも、大物芸人が反社会勢力との繋がりを指摘される問題も抱えています。

毎回、尻尾切りでうやむやにしている印象を受けます。

コンプライアンス遵守が重要視される世の中において、代表的な芸能事務所が時代に追いついていません。

所属芸人という体を取るなら契約を交わす事務所側にもペナルティがあってもおかしくないはずです。
反社会勢力を排除する姿勢は取りますが、それは表向きだけです。

メディアは事務所との関係性があり、事務所への責任追求をしません。
世間は説明責任、問題の究明、再発防止を事務所側にも目を向けるべきです。

契約を見直すべき

「そもそも闇営業が暗黙の了解なのでは」という印象を受けます。

吉本所属の芸人がギャラの少なさを自虐するシーンをよく目にします。
吉本が所属芸人に対して、殿様商売をしている分、「ギャラの少ない分は闇営業で補填しろ」という姿勢を取っているのではと思わざるを得ません。

公平かつ公正な契約を交わすことが、双方にとってプラスに働くはずです。
それを交わさないのは、何か語ることの出来ない悪しき商習慣があると思えます。

ステークホルダー.3 反社会勢力・週刊誌

反社会勢力の顕示欲

反社会勢力は説明不要です。
今回は巨大詐欺グループと指定暴力団が関係しているようです。

反社会勢力は自己顕示欲から著名人との結びつきを持ちたがるようです。
近年は暴対法などの影響で反社会勢力が世間に溶け込んでいます。

芸能人は巻き込まれないためにも事務所に守ってもらう必要があります。
闇営業に走る芸能人は反社会勢力との接触リスクを計算する必要があります。

週刊誌

今回の問題は週刊誌に端を発しました。
コメンテーターの箕輪氏は反社会勢力が芸人を糾弾し、それで稼ぐ週刊誌にも苦言を呈していました。

週刊誌は反社会勢力からのリークによって情報を得ており、発行部数を伸ばすために、情報を購入している可能性も充分にあります。

広く考えれば、それも反社会勢力を認める行為に繋がります。
週刊誌の記事がなければ、問題の発覚がないのも事実ですが、問題発覚のプロセスにも目を向けるべきでしょう。

反社会勢力の人間と共闘し、芸能人の首を獲ったというスタンスが見え隠れします。
反社会勢力の人間が嬉々として、密告する姿を映し出すのは不自然です。

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