「クリミア半島問題」の情勢をわかりやすくまとめる

東欧で国際情勢を揺るがす重大な問題が起きています。
ウクライナとロシアにおけるクリミア半島問題です。

問題勃発から6年が経過。
2014年のクリミア危機から未だに平穏が訪れません。

クリミア半島でのロシアの強硬な振る舞いは変わりありません。

ロシアと西洋諸国の溝は未だに広がりをみせています。
世界はクリミア半島でのヨーロッパの火薬庫を未だに抱えたままです。

ウクライナの情勢

ウクライナについて

ウクライナの首都は「キエフ」です。
東ヨーロッパで最古の都市とされる歴史ある大都市圏を有します

ウクライナは元々旧ソビエト連邦を形成する1つの構成国でした。
→冷戦下ではごりごりのソ連陣営でした

ウクライナはソ連が崩壊した後は、ソ連からの独立を果たします。
EUROへの加盟を目指す動きも生まれます。

ウクライナの情勢

ウクライナの人口は4500万人です。

国家の西側には、ウクライナ民族が占めています。
東側には、ロシアから移住してきたロシア民族がいます。

西側の経済は、西洋の煽りを受け発展しています。

一方で、東側は経済が停滞しています。
国としての全体規模では、経済水準が高くありません。

国のエネルギー供給はほぼロシアに依存しています。

現在ロシアとの関係は最悪です。
国内経済の弱体化は拍車がかかります

ウクライナ基礎データ 外務省

ウクライナを巡る国際問題の背景

ウクライナは、ソ連の構成国時から、ロシアの影響を色濃く受けます。
近隣諸国が、次々にEUに加盟する中で取り残されます。

東欧諸国が経済発展を進める中で、ロシアとの関係も影響しEUには加盟していません。

当然、経済発展のために国民はEUの加盟を望みます
しかし、ロシアにルーツを持つウクライナ東側の地域ではEUの加盟に反対します。

国家が「EU加盟」or「ロシアへの帰住」かで二分されます。

ウクライナを巡る諸外国の思惑

ウクライナを巡る諸外国の思惑は、欧米とロシアの攻防の縮図です。
大戦後から続く、世界各地で見られる構図の対立です。

案の定、ウクライナをEU加盟させたい、EU(アメリカ)陣営
かつての構成国として、蜜月関係を深めたいロシア陣営

この2つの陣営が、ウクライナの実質的な主権を巡って争っています。
この争いの延長線上がクリミア半島で行われていると理解して問題ありません。

中東や朝鮮半島と同じく、西と東の戦いがウクライナにも持ち込まれているのです。

クリミア半島問題を振り返る

クリミア半島問題の背景

ウクライナでは「EU加盟派 vs 親ロシア派」に世論が分かれています。

2013年、ウクライナを率いていたのはヤヌコヴィッチ大統領
ヤヌコヴィッチ氏は親ロシア路線をとります。

大統領の親ロシア路線にウクライナ国民は反発の声を挙げます。
特にウクライナ西側地域では「EUに加盟したい」と国民の怒りが爆発。

ウクライナ国内では「反ロシア」を掲げてデモが加熱していきます。

大統領逃亡

デモが拡大し、鎮静化できないウクライナ政府。
ヤヌコヴィッチ大統領はデモの脅威に怯え、ロシアへ亡命します。

その後、ウクライナ国民の暴動は過熱し、世論はEU加盟へ流れます。

「ウクライナのEU加盟」に恐れを感じたのはロシア。
ロシアは直ちにウクライナへ軍隊を指し向けます。

ウクライナとロシアの国境線では武力衝突を伴います。
ロシアの行動は他国への軍事侵略行動でした

当時、国際情勢は「新たな大戦勃発か?」と一気に緊張状態に陥ります。

ロシアへの制裁

ロシアの軍事行動は国際世論の批判を浴びます。
結果、ロシアはウクライナへの軍事行動の制裁を受けます。

ロシアへの制裁はG8からの締め出しなどの国際的制裁でした。
この制裁により欧州情勢は一段と緊張を増していきます。

ロシアは未だにG8(主要国首脳会議)へ復帰していません。

クリミア問題勃発

14年2月末、ウクライナを舞台に「EU vs ロシア」の構造が現実味を帯びます。
遂に、ロシア軍がウクライナ南部にあるクリミア半島へ侵攻を開始。

クリミア半島は、かつてロシアの領土でした。
冷戦下に、クリミア半島はソ連から割譲される形でウクライナ領土となります。

その経緯があり、クリミア半島には多くのロシア人が住み着いています。
ロシアの言い分は「元々はロシア領、クリミア人はロシアに帰属従っている」と国際ルールを無視した独自解釈で突っ走ります。

違法な住民投票

2014年3月クリミア半島に侵攻したロシア軍。
侵攻した際に、クリミア半島でロシア主導の下、住民選挙が執り行われます。

この選挙は「クリミア半島のウクライナ離脱の是非を問う」ものです。
ロシア人の多いクリミア半島では、圧倒的多数でウクライナ離脱を支持します。

ロシアは住民選挙で、あたかも民主的な合法運動と表明します。
しかし、実在は違法な侵略行為です。

注意
以後、クリミア半島はロシア軍が実行支配を続ける

クリミアを巡る諸外国の対応

ロシアのクリミア半島侵攻を受けて、欧米は反撃します。
ロシアに対して、G8(先進国首脳会議)からの資格停止処分を下します。

国際世論の大勢は、ロシアのクリミア半島侵攻は違法行為と認定しています。

一方で、渦中のウクライナでも動きが起きます。
ウクライナでは、EU加盟派の新政府が樹立されます。

新政府の主導の下、2020年までのEU加盟を目指す方針が決まります。

現在、ウクライナ政府とEUとの協議を進められています。
このままいくとウクライナ国民念願のEU加盟も間近になりました。

直近のクリミア半島を巡る動き

直近のクリミア半島を巡る動きでも二転三転しています。

アメリカのトランプ大統領が、ロシアを加えたG8の復活を意見します。
この意向は国際情勢的には大問題です。

ロシアのG8加入を許容すれば、事実上、クリミア半島の侵攻の許容に繋がります。
軍事侵略行為を認めれば、ロシアの国際的なパワーバランスの優位を示します。

そういう意味で、現代のヨーロッパの火薬後であるクリミア半島からは目が離せません。
今後ともクリミア半島でのロシアの動きには注視しなければいけません。

結論

クリミア半島問題もシリアや北朝鮮の似ている部分があります。
しかし、クリミア半島では、直接的にロシアが身を乗り出したところが国際的な緊張が増加しています。

トランプ大統領は本当にG8復帰を認めるのでしょうか?
流石に、諸外国が止めると思いますが、日本政府の動向も気になりますね。

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