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バウンダリーの育て方

「自分と他人との境界線を引く力」

今回はバウンダリーという心理概念について紹介します。
バウンダリーとは心理学用語で「自分と他人との境界線を引く力」のことを差します。

他人との境界線を適切に引くことはストレス軽減に繋がります。
いい意味で「自分本位」の生活を手にすることが出来ます。

バウンダリーを適切に引き、他人に振り回されない生活を手にしましょう。

バウンダリーとは

「自分と他人との境界線を引く力」

自分と他人との境界線を引く力

バウンダリーとは、英語で「Boundary=”境界”」を意味します。
心理学では、「自分と他人との境界線を引く力」という考えを意味します。

バウンダリーを育てることは、他者から受けるストレスから身を守ります。
バウンダリーの豊かさは、煩わしい人間関係から解放してくれます。

心の境界線は「個人の概念」と「個人以外の概念」を切り離して考えることです。

「境界線を引く」とは他人と壁を作るというマイナスなイメージが浮かびます。
しかし、バウンダリーは「」ではなく「蚊帳」をイメージします。

他者の拒絶ではなく、他者との境界線です。

バウンダリーは心の蚊帳

バウンダリーを「壁」でなく「蚊帳」と表すのは、バウンダリーが境界線を引くということで他者を遠ざけること(拒絶)ではないのです。

他人との交わりは、積極的に持って構いません。
しかし、他人を自分の境界には入れません。

他人との線引きを明確にし、自分の世界を保つことです。

バウンダリーが曖昧になると、相手主体の行動になります。
場合によっては、相手に振り回され受動的なストレスに見舞われます。

境界線を引け!
他人との交流は積極的で構わない
大切なのは、「私は私、あなたはあなた」の境界線

バウンダリーを高めるには

バウンダリーを高めるコツ

バウンダリーとは「自分と他人との境界線を引く力」です。

以下にバウンダリーを高めるためのコツをまとめます!

  • 他人の問題を自分の問題と混同して考えない
  • 他人の責任を自分の責任にしない
  • 他人がやるべきことを自分がやらない

バウンダリーは自分と他人の存在を明確に分けることがポイントです。

バウンダリーを持っていないと他人のペースで行動しなければいけません。
他人のペース行動するとストレスがかさみます。

バウンダリーを得る過程

バウンダリーは成長と共に自然と身についていく力です。
純真無垢な子供は、バウンダリーを持っていません。

小学生が「前へ倣え」と号令を掛けるのは、バウンダリーがない子供が自然と密着するのを防ぐ役割もあります。

思春期になるにつれて

思春期になるにつれ、パーソナルスペースが発達していきます。
この頃になると、人付き合いでも好き嫌いがはっきりします。

人間関係を築いていく段階です。

バウンダリーは、人間関係を築く段階で、共に成長していきます。
しかし、この時に上手く、人付き合いが出来ないとバウンダリーが適切に育ちません。

とはいえ、バウンダリーは大人になっても身に着く力です。
バウンダリーの力がない人は、積極的に身につけていきましょう!

MEMO
バウンダリーの成長はいつでも身につく必要な力

バウンダリーの力を育てるメリット

バウンダリーによって得られるメリット

バウンダリーを育てることで得られるメリットは、非常に豊かです。

人生における大部分のストレスは人間関係です。
バウンダリーを育て、煩雑な人間関係を整えていきましょう!

バウンダリーのメリット
  • 他者からコントロールを受けない
    →1番のメリットは、他者との距離感を巧く保つ
    →自分のペースで自分の人生を歩む
  • 自分の感情が他者によって左右されない
    →他者評価を気にしなくてよい
    →自分の感情を安定させる
  • 相手が自分の境界に入ることを拒む
    →人間関係による無駄なストレスが減少

バウンダリーが試される実例

バウンダリーが試される実例 仕事編

<登場人物>
不満や愚痴が多く社内で嫌われている小林(仮名)さん
小林さんの部署の新入社員で、気の弱い田中(仮名)さん

実例

小林さんは、同僚や取引先の文句や不満が多く、厄介者。
田中さんは、小林さんと同じ部署、小林さんに執拗に文句を言われる。

田中さんは、気が弱く、部署の上長に相談することも出来ない。
常に、小林さんの言いなりになっていた。

会社の周りの人も田中さんを気の毒だと思っている。
しかし、小林さんに関わりたくないので、田中さんのことをフォローしない。

田中さん小林さんとの関係で、一番嫌なのが、飲みの席に呼ばれること。

小林さんは、酒癖が悪く、酒が入るとより一層、厄介者になる。
田中さんは、毎週の小林さんの強要とも取れる誘いに断れずにいる。

解説

※バウンダリーのない人の典型的な例を出してみました。
典型的なブラック職場です。
この場合は、田中さんの境界線を小林さんが土足で踏み荒らしている状態です。

田中さんは、飲みの誘いを断れません。
小林さんに悪態をつかれることを嫌がり、飲みの席へ渋々参加します。
確かに、新入社員で、先輩の誘いを断ることは勇気がいります。

ですが、「『私は私』、『あなたはあなた』の原則」に乗っ取ることが必要です。
小林さんを自分の境界から追い出します。

誘いを断れるバウンダリーを育てないと永久にストレスに苛まれることになります。

小林さんという厄介な存在に、自分の人生を左右されるなんて、勿体ないことだと気づきましょう!

バウンダリーが試される実例 夫婦編

<登場人物>
五年前に結婚した30代の共働きの夫婦子供が1人いる
商社勤務の夫、最近昇進し、仕事が忙しく家に帰る時間も遅い
保育士の妻、出産後、職場復帰し、フルタイムで勤務している

実例

昇進し、仕事が忙しくなった夫。
は、平日の帰りは遅く、土日に出社することもある。

一方で、妻も出産を経て、産休も終え、本格的に復職。

共働きとはいえ、妻の方が時間に融通が利く職場であった。
それもあり、育児や家事を妻が一手に請け負っていた。

妻は、体力の仕事に、家事、育児と疲れ果てている。

夫は悪気があるわけではなく、仕事に追われているだけではある。
だが、妻からすると「少しは家のことも手伝ってよ」という気持ちである。

たまに、顔を合わす土日は、ちょっとしたことで、言い争いが絶えなくなってきた。

解説

※夫婦間でのバウンダリーが侵される実例を取り上げました

この場合、共働きということを考えると、明らかに、家事、育児の負担を妻が多く背負っています。
夫は、「仕事が忙しい」というもっともらしい理由を付けてはいます。

けれども、共働きを選択している以上、夫の妻に対するの配慮が求められ、夫の家事、育児への協力が必要でしょう。
この場合は、夫が妻の境界線を踏み荒らしているといえます。

バウンダリーが試される実例 親子編

<登場人物>
地元で開業医として、医療に従事する父親
将来は美容師になりたいという高校生の1人息子

実例

将来は、美容師になりたいと漠然とした夢を抱く高校生の息子。
息子は、父親へ将来の夢を語る。

初めて、息子から「美容師になりたい」と聞いた父親は、びっくり仰天する。

父親は息子が小さい頃から、「大人になったら、お前がクリニックを継ぐんだぞ」と言い聞かせてきたからだ。

父親は、息子の夢に猛反対し、「美容師になるなら、専門学校の学費は一銭も出さん」と激高する。

「お金がないなら諦めるしかないな」息子は漠然とした夢であった美容師を諦めようと決めるのであった。

解説

※親子関係に見られるバウンダリー侵害の実例を見てみました。
この場合、父親が息子の職業選択の自由を侵しているので、明らかなバウンダリー侵犯です。

父親が「息子はクリニックを継ぐもの」という考えを息子に押し付けているので、父親が息子の境界線を踏み荒らしている状態です。

父親は息子の夢を後押しするでも、妨げるでもなく、寄り添う必要があるのですね。

バウンダリーの育て方

自分のニーズを知り、意見を持つ

次いで、バウンダリーの育て方を見ていきましょう!

自分と他人との境界線を引く力」でした。
つまりは、「私は私」、「あなたはあなた」を徹底することです。

まずは、「私は私」について、注目しましょう。
バウンダリーを育てる1歩目は、「私を知ること」です。

「私を知ること」とは、自分のニーズを知り、自分の意見をもつということです。

例えば、「昼食に何を食べるか?」の1つをとっても重要な選択です。
「私は○○が食べたい」と自分の中に眠るニーズを探って、意見を持ってください。

自分の意見を相手に明確に伝える

バウンダリーを育てる1歩目で「自分のニーズを知り、意見を持つこと」が出来ます。
2歩目は「自分の意見を相手に明確に伝える」です。

自分の意見を持っていても、胸に秘めていたら、バウンダリーは育ちません。
相手へ意見を伝えなければ、相手はあなたの境界線をどんどん侵略します。

あなたが自分の意見を持ったら、次はそれを相手に伝えましょう。
それが、相手を傷つけてしまう可能性があっても、「『私は私』、『あなたはあなた』の原則」に基づいて、明確に伝えます。

あなたが、明確にポジションを取れば、相手もあなたの境界線を侵してきません。
相手が、境界線を侵してきたら、「きっぱりとやめてください」と伝えます。

新入社員が酒の席を強要され、我慢して出席する行為は、ホントに無価値だと思います。

自分の人間関係を整理して、相手の重要性を知る

ニーズを知り、意見を持ち、意見を相手に明確に伝える
ことをしたらバウンダリーは育ちつつあります。

バウンダリーを育てる3歩目は「人間関係を整理し、相手の重要性を知る」です。

人間関係の整理とは、友達や恋人を作るという意味ではありません。
人間関係を整理するとは「自分の人間関係の相関図を作る」という意味です。

そして、その相関図は、目先の人間関係で囚われてはいけません
10年スパンで考えた時に「この人は重要か?」という思考が必要。

10年スパンで考えた時に、重要な人は、そうそういません。
会社の人は、10年後に同じ会社で同じ部署の人と働いている確率を考えましょう。

そうしたら、重要な人などは滅多に現れません。
そうすれば、必要のない飲み会に無理していく必要などありません。

まとめ

バウンダリーは「自分と他人との境界線を引く力」です。
バウンダリーの原則は「『私は私』、『あなたはあなた』」です。

バウンダリーを育てることで人間関係の煩わしさに一線を引きます。
他人に振り回されずに自分本位で生活しましょう。

<バウンダリーの育て方>

  1. 自分のニーズを知り、意見を持つ
  2. 自分の意見を相手に明確に伝える
  3. 自分の人間関係を整理して、相手の重要性を知る

あなたもバウンダリーを育てて人生を豊かにしましょう!

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