未だに武力紛争が続く世界の7大危険地帯

危険地帯

世界では未だに多くの地帯で武力紛争が続いています。
その中には年間1万人を超えの死者数を出す激しい紛争もあります。

紛争の多くが中東、アフリカを中心に起きています。
当該地域では宗教上、民族上の問題を抱え紛争に発展しています。

今回は、現在進行形で続く紛争地帯を7つ取り上げます。

1.シリア内戦

世界最悪の内戦

現在世界で起きている武力紛争で最も過激なのがシリア内戦でしょう。
多くの2011年から続く内戦は複数の国家、複数の武装集団が衝突しています。

勢力が分散し、各々が武力行使を盾に主張を繰り広げます。
手を犠牲者数は35万人以上、500万人以上が国外へ難民として逃亡。

現在はシリア内戦を泥沼化させていたISILの支配領域が消滅しています。
しかし、政権 vs 反政権での争いは未だに続いています。

アサド政権は化学兵器の行使を行い一般市民へも被害を広げています。
それに反発し、反政権派も収束する気配がありません。

シリアを舞台に米露、イラン、サウジ、イスラエルとそれぞれの思惑を抱えた代理戦争が続いています。

紛争の沈静化までには一難去ってまた一難と険しい道のりです。

きっかけはアラブの春

シリア内戦のきっかけはアラブの春です。
「アラブの春」は中東で起きた民主化運動でした。

シリアでも独裁政権が続くアサド政権を打倒しようとする動きが起きます。
反政府勢力と政府側が衝突しました。

当初はデモ運動に過ぎなかった民主化運動も徐々に熱を帯びます。
反政権側が武装蜂起し内戦は激化していきます。

そこにISILをはじめとした複数のイスラム過激派組織が参戦し、泥沼化。

犠牲者数は年々減少傾向ではありますが、未だに2万人弱の死者数です。

シリア内戦について詳細はこちらの記事を
0知識からシリア内戦をわかりやすくまとめる

2.イラク内戦

イラク戦争の代償

2003年にアメリカが主体となった有志連合軍と当時のイラク政権(フセイン)は戦争状態に突入。
イラク戦争は同年に戦闘が終了しました。

しかし、連合軍側の占領政策が失敗し、イラク各地で過激派組織によるゲリラ戦が繰り広げられました。
テロ活動の活発化、治安の悪化により勝利した連合軍側も大きな代償を支払います。

アメリカ軍の完全撤収には2011年までかかりました。

その後のイラク

イラク戦争後は無政府状態のような荒廃ぶりです。
サダム・フセイン政権で冷遇されていたシーア派が中心となり政権を運営。

シーア派政権にスンニ派の過激派組織が立ちふさがります。
かつてフセイン政権下で利権を牛耳って失脚したものが過激派組織になりテロ行為をする例もあります。

2014年からはISILがイラク北部で暴挙を奮い、更に政治が混乱。
現在はISILを掃討していますが、過激な抗議デモや突発的なテロ事件が起きます。

イラクについて詳細はこちらの記事を
政情不安が続く国 イラクをわかりやすく勉強する

3.アフガニスタン紛争

1978年から続く危機

中央アジアのアフガニスタンでは1978年から様々な戦闘が国内で発生しています。
現在は国際的なテロ組織であるタリバンが国家の打倒を目標にテロ行為を繰り返しています。

外務省情報では全土でレベル4の退避勧告が出ています。
→最大レベル

アフガニスタンでは1978年から断続的に戦闘状態が続いています。
世界でも最も情勢の安定がない国家といえるでしょう。

4.メキシコ麻薬戦争

経済発展の裏で

メキシコはGDPが中南米で2位に入るなど経済水準の高い国です。
日本企業も多くが進出しており、ビジネス、観光でも渡航者が多いです。

経済成長を遂げる裏でメキシコでは麻薬戦争が激化しています。
政府と麻薬カルテルによる武力紛争が現在も進行中です。

麻薬戦争による年間死者数は1万人にのぼる年度もあります。

政府は麻薬カルテルへの強硬的な姿勢をみせます。
麻薬カルテル側もるも次から次へと新たな組織、人物が台頭し治安が悪くなります。

トランプが壁を作りたがる理由

メキシコで治安が悪いのは中南米よりの南部地方です。

南部ではコロンビアで精製された麻薬が伝わってきます。
南部ではレベル3の渡航中止勧告が出ている地域もあります。

トランプ大統領がメキシコ国境に壁を作りたい大きな理由の1つがメキシコの麻薬カルテルです。

アメリカの麻薬の大半がコロンビアで精製されメキシコの麻薬カルテルを経由し陸路でアメリカに入ります。
トランプ大統領の壁建設は暴論のように見えて、社会的なテーマに根差しています。

5.ソマリア内戦

リアル北斗の拳

ソマリアでは1980年代から内戦が勃発しています。

未だに国家としての機能が働いていません。
民族運動と反政権運動が結びつき内戦は手を付けられません。

現在も内戦は留まることを知りません。
結果は失敗国家という不名誉な位置づけをされています。

ソマリア連邦共和国政府は日本と国交を結んでいますが現地に日本大使館はありません。
政権が全土を掌握しておらず、国は大きく4つの勢力が争っています。

その勢力の内部にも部族による対立があり、さながら戦国時代です。
内紛だけではなく、他国家の侵攻、介入などあり、無政府状態が長らく続いています。

ソマリア連邦共和国政府

現在ではソマリアの南部を支配する「ソマリア連邦共和国政府」が国際的に承認された国家として存在しています。
日本との国交は2013年と新しいです。

ソマリア全土においてレベル4の退避勧告が出ており情勢は非常に不安定で危険です。
アフリカでも屈指の政情不安国家です。

6.南スーダン内戦

2011年独立

東アフリカに位置するスーダンでは1955年から内戦が続いていました。
第一次、二次と内戦は進み、2011年に「南スーダン」という新たな国家が独立しました。

スーダンから独立後も国境近辺では戦闘状態が続いています。
新政権後もクーデターなどで内情は不安です。

失敗国家の上位ランカーであり、ほぼ全土でレベル4の退避勧告が出ています。

7.イエメン内戦

語られることのないアラブの春

アラブの春に端を発した民主化運動の中でも最も知られるのがシリア内戦でしょう。
未曾有の被害を生むシリア内戦に次ぎイエメンでも内戦が激化しています。

イエメンの内戦はシリア内戦と構図は変わりません。
シリア内戦に比べるとサウジアラビアが直接的に戦闘に加わっているのが違いです。

ハーディ政権とフーシ派による対立、そこにアルカーイダの過激派組織が加わり泥沼化します。
現在は停戦下にありますが今後の行く先は不透明です。

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